昭和20年、戦後日本の激動の中、創業者は製鉄所におけるあらゆる課題の解決のため、リヤカーを引いて奔走していました。それが株式会社ミヤハラの歴史の始まりです。その後分離独立してから50余年、一貫して現場でお客様に寄り添い、着実に信頼を積み重ねてまいりました。

当社は、社員一丸となって、経営基盤の強化を図り、いち早く社内のIT化を進めてまいりました。そのことは、現地･現物を基本とする対面型の営業力をより一層磨き上げ、変わり続ける外部環境に柔軟に対応する一助となっております。

今改めて思うことは、『現場に在る』ことの重要性です。全国13か所の当社の拠点は、すべて鉄が生み出される現場に寄り添うべく展開しております。私共には、毎日現場に通い、お客様の声を、生産ラインの流れを、リアルタイムで見聞きする中で得た、「想定外」に対応できる胆力とネットワークがあります。それにより、「モノとコト、双方のソリューションを提供できること」それがお客様にお届けする当社の価値であり、オンリーワンの技術と技術を結ぶ「技術」であると自負しております。

よりスピーディーで的を射たソリューションを提供するためには、現場と、現場で働いている「人」を知っていることが何より重要だと、私共は考えます。当社は、鉄と共に歩んできた専門性をもって、日々現場に在りつつ、お客様と一緒になって課題を掘り起こし、「最短・最善・最適」なご提案に努めてまいります。

長い歴史の中で当社を支えてくださいました、お客様をはじめとする、すべてのステークホルダーの皆さまには、この場を借りて心より御礼を申し上げます。当社は恩送りの精神を忘れず、鉄鋼業界の持続的成長を支えるサプライチェーンであり続けます。